オリーブオイルが化粧品の素材であることを知らずに大人になりました。
少年期には、オリーブオイルを漫画のヒロインだ思い込んでいた。ヒーローはポパイザセーラーマン。意味はわからないながら、「ポパイザセーラアマアン」と歌ったものだ。ポパイにはホウレンソウが必需品で、それも畑に並ぶ青々とした新鮮な姿では具合が悪く、ほとんどの場合、若干加工された缶詰でなければならない。疲労困ぱいの様子のポパイが、手のひらより大きな缶詰を、五本指で握りつぶしてそのまま口に放り込む、ヨレヨレなのに缶きり不要という矛盾も感じず「頑張れぇ~ポパァイ」。すると元気が復活して、悪漢に捕われの身であったオリーブオイルをあっという間に救出するという、半世紀以上も前の、米国直伝の勧善懲悪テレビ漫画である。
小豆島ヘルシーランド/TOPページ瀬戸内育ちには信じにくいかもしれないが、実に高校生になるまで、オリーブという果実があることを知らなかった。オイルがとれることを知るまで、さらに何年かかかったように思う。まして化粧品の素材でもあるとは、いまでも半信半疑だが、そういえばわがアトピー肌に塗り込むクリームにも何らかのオイルが含まれていて、化粧品や皮膚周辺の薬品に、オイルが必要な栄養素であることは認めざるを得ない。きっとセットでホウレンソウを用いれば、何にでも抜群の効果が現れるかも(試してはいないが)。ところでオリーブオイルは、オリーブが名前でオイルが苗字だろうか。オイルさんファミリーなんて、いかにも。みどころがなさそうだ。相棒のポパイはどうなんだろう。まさかセーラーマン家のポパイではないだろうし、ましてや船乗り兼化粧品のセールスマンでもなかろうし…。